「お茶」ってホントに美容健康に良いの?お茶の基礎知識を徹底解説!
ライター:あゆこママ
【category】ファッション、育児、グルメ、健康、美容
日本人にとっては身近な存在で、いつも何となく飲んでいるお茶。 元は同じ茶樹から摘んだ茶葉でも「製造方法」によって全く違う種類に生まれ変わったり、入れ方一つで味が全く変わったり、様々な効能あったりととても奥が深いのです。 こちらでお茶の基礎知識から雑学、美味しくお茶を入れるコツなどご紹介していきます。
コンテンツ
お茶の種類─
緑茶
●緑茶・・・緑茶とは日本茶全般の事です。
日本茶は茶葉を摘んだ直後に発酵を止めたもので「不発酵茶」といいます。
一般的に多くの日本人に飲まれているのは【煎茶】です。
★主な日本茶の種類★
- 【煎茶】
太陽の光を浴びて育ち、茶葉を蒸して揉みながら乾燥させた物。 - 【番茶】
摘み残りの茶葉から作る品質の劣った物。煎茶の中の低級品。 - 【ほうじ茶】
煎茶や番茶を焙煎して香ばしさを出した物。 - 【玉露】
茶葉は煎茶と同じだが、特別な栽培方法を用いる為手間暇が掛かる。日本茶の中で一番の高級品。 - 【抹茶】
玉露と同じ特別な栽培方法をし仕上げは揉まずに乾燥させ、それを粉末状にした物。粉末状の為、他の日本茶とは違う方法で入れる。
烏龍茶・紅茶
●烏龍茶・紅茶・・・ 実は二つとも緑茶と同じ茶樹(学名「カメリア・シネンシス」と言うツバキ科の一種) から出来ています。違いは製造方法のみです
緑茶は「不発酵茶」に対し、烏龍茶は「半発酵茶」、紅茶は「完全発酵茶」となります。
茶葉の元々の成分である「カテキン」は発酵しないままだと綺麗な緑色を保ちます。
時間をかけて発酵していくうちに香り・深みが増し、色は茶色→赤色へと変化していきます。
茶色→烏龍茶、赤色→紅茶というわけです。
玉露と抹茶はなんで高級品なの?
どちらとも新芽の育成期間中に覆いを被せ、少なくとも3週間以上太陽の光を遮った状態にします。 そうする事により葉は太陽の光を浴びようと大きく成長します。また、茶葉は光合成を起こす事によって渋み成分のカテキンが増加します。
逆に、光合成を抑制すると旨み成分のテアニンが増加します。
覆いを被せる事でそのテアニンが増加され、渋みが控えめで深い旨みを持つ立派な茶葉が出来上がるのです。 玉露は最後揉みながら乾燥させて完成です。
抹茶は最後揉まずに乾燥させ碾茶(てんちゃ)という物を作り、茎や葉の脈など不要な物を取り除いた碾茶を粉末状にしてようやく完成です。
こういった手間がかかっているので高級品として販売されているのです。
お茶の産地で変わるの?
日本最大のお茶の産地
日本のお茶の40%以上の生産量を誇る静岡県。県内には牧の原台地、富士山麓、安倍川、天竜川、大井川などお茶の栽培に適し自然環境を活かした銘産地が並びます。主にやぶ北茶などの煎茶や深蒸し茶の生産が主流ですが岡部町は玉露の産地としても有名です。
引用:宇治園 公式HP
静岡県に次ぐ全国第二位の生産量
知覧茶、溝辺茶などの銘柄で有名な「鹿児島茶」。平坦な茶園が多く摘採の効率化が進んでおり荒茶生産量は静岡県についで全国第二位を誇ります。温暖な気候を活かし新茶の摘み取りは4月上旬から始まるため「日本一早い新茶」の産地としても有名です。
引用:宇治園 公式HP
高級茶の産地として名声高い「宇治茶」
京都府の宇治近郊、和束町や山城一帯は代表的な高級茶の産地として有名です。煎茶を中心に生産されていますが玉露やてん茶(抹茶の原料)、抹茶など国内における高品位なお茶の産地として有名です。
引用:宇治園 公式HP
玉露の生産量全国一位
八女玉露 玉露と煎茶の名生産地として名高く古い歴史を持つ福岡県、八女地方。八女市を中心に星野村や黒木町などで生産されている玉露は全国生産量の約半分を占め日本一である事が知られています。
引用:宇治園 公式HP
狭山火入れといわれる独特の火入れが特徴
関東エリアの銘茶の産地として知られ埼玉県の狭山地方(入間市、所沢市、狭山市など)で生産されるお茶の総称です。埼玉県は寒いところなので、静岡や九州と違いお茶の葉は1年に2回しか摘みとりません。東京など関東エリアで愛飲されています。
引用:宇治園 公式HP
1千年の歴史を持つお茶の名産地
静岡、鹿児島に次いで全国第三位のお茶生産量の三重県。伊勢茶は煎茶、深蒸し茶、かぶせ茶などが主に生産されています。特に「テアニン成分」を含むほのかな甘みが特徴のかぶせ茶は全国2位、シェア30%以上の生産量を誇ります。
引用:宇治園 公式HP
主なお茶の成分と驚くべき効能
●カテキン(ポリフェノール)
- ダイエット効果・・・
コレステロールの吸収を抑制する。運動前に摂取する事で脂肪燃焼効果も高い。 - 抗菌作用・・・
食後に飲む事で風邪予防・口臭対策の効果がある。 - 抗酸化力・・・
活性酸素を除去する抗酸化作用があり、心筋梗塞や脳梗塞の予防にもなる。ビタミンEの約10倍効能があると言われている。 - 美肌効果・・・
ビタミンCの分解を防ぐ作用がある。ビタミンCはシミ・そばかすの元となるメラニンの色素沈着を防ぐ為、美肌を作るには欠かせない物。しかしビタミンCは加工するにつれて減少していくので烏龍茶にはわずか、紅茶には関してはほぼ含まれていない。 - 抗ガン作用・・・
ガン予防だけでなくガンの転移予防にも効果があると言われている。
●カフェイン
- 覚醒作用・・・
中枢神経を刺激する作用があり眠気を覚ましたり、集中力がアップする効果がある。摂取してから1時間後が最大限に効果が出やすい。
美味しいお茶の入れ方と保存方法
お茶は湯の温度・量、使用する水、浸出時間で味が左右されます。
せっかく茶葉を用意したなら、その茶葉に合った入れ方で美味しくいただきたいですよね☆
こちらではお茶の専門家が推奨する分量、入れ方を紹介していきます。
★水はお茶に適した「軟水」を使用しましょう。
●煎茶、番茶【分量2人分】・・・
茶葉の量:4g、湯の温度:90〜100℃、湯の量:200ml、浸出時間:30秒
●ほうじ茶【分量2人分】・・・
茶葉の量:4g、湯の温度:95℃、湯の量:200ml、浸出時間:30秒
- 急須に茶葉を入れる
- ポットから直接お湯を入れる
- 二つの湯呑に少量ずつ均等に最後の一滴まで注ぐ
●玉露【分量2人分】・・・
茶葉の量:6g、湯の温度:60℃、湯の量:100ml、浸出時間:2分
- お湯を湯呑に注ぎ、次に急須に移し、さらにもう一つの湯呑に入れ湯冷ましをする
- 急須に茶葉を入れる
- 湯冷まししたお湯を急須に戻す
- 二つの湯呑に少量ずつ均等に最後の一滴まで注ぐ
●抹茶【分量2人分】・・・
抹茶を点てるには、まず専用の道具(茶碗、茶筅、茶杓)が必要になります。
湯の温度は80℃
- 茶碗にお湯を入れその中で茶筅を回し、茶碗と茶筅を温めお湯を捨てる。
- 茶杓山盛り一杯(2g程)の抹茶を茶碗全体に行き渡らせるように入れる
- ポットから直接お湯を入れる。(目安は60ml)
- 左手で茶碗を支えながら、茶筅を茶碗の中で振る。
Point:
湯と抹茶がよく混ざるようにMの字を書くように茶筅を動かす。
- 十分に混ざったら完成です。抹茶は点てた直後が一番美味しく頂けます。
●紅茶【分量2人分】・・・
「ゴールデンルール」という紅茶を入れる時の基本ルールが存在し、それさえ守れば美味しい紅茶を頂く事が出来ます。
【リーフティーの場合】
- あらかじめ紅茶用ポットとカップは湯通しして温めておく
- 茶葉を紅茶用ポットに入れる。茶葉の量はカップ一杯につきティースプーン一杯(約2.5g)。
- 沸騰したての熱湯を紅茶用ポットに注ぎフタをする。湯量目安はカップ一杯につき150〜160ml。
- 時間を計り茶葉をしっかり蒸らす。目安は細かい茶葉で2分半〜3分・大きい茶葉で3〜4分ほど。
- 紅茶用ポットの中身をスプーンでひと混ぜし、茶こしを使ってカップに注ぎ入れる。
【ティーバッグの場合】
- 温めたカップに沸騰したての熱湯を注ぐ。湯量目安は150〜160ml。
- カップにフタをし茶葉をしっかり蒸らす。
(蒸らし時間は商品によって異なるのでパッケージを確認) - ティーバッグを数回カップの中で軽く振ってから取り出す。
(長い時間カップの中に入れて置いたり、スプーンで押し出したりすると苦味が出てしまうので注意)
●茶葉の保存方法・・・
茶葉は光や温度によって変質しやすく、臭いが移りやすいのが特徴です。
冷暗所で香りの強い物から離れた所に常温保存しましょう。
また、一度開封した茶葉は2週間〜1ヶ月以内に使いきるようにしましょう。
女性の味方!カフェインレスのハーブティー
ハーブティーは効能のあるハーブを乾燥させ、飲料用にした物で西洋の漢方とも言われています。
美肌、ダイエット、リラックス、安眠など効能は様々で体に嬉しいお茶です。
そしてノンカフェインの物が多いので、妊娠中・授乳中の方にとてもおすすめです。
スーパーなどで手に入りやすいハーブティーをピックアップしてみました。
【ローズヒップ】
美肌を作る元の「ビタミンC」「ビタミンE」「Bカロチン」「リコピン」が含まれています。
美白効果や肌荒れの改善など狙いたい方におすすめです。
味:ほどよい酸味と渋みがある。ハチミツとの相性ばっちり。
【カモミール】
不眠症改善・冷え性改善・疲労回復・生理痛を軽減させる効果があります。
女性が悩みやすい症状を改善してくれる女性の味方のハーブティーです。
味:少し独特な香りだが、甘みがあり優しい味わい。
【ルイボス】
体の老化を防ぐ作用があり、アンチエイジングが期待されます。
また、女性ホルモンといわれるエストロゲンの分泌を促してくれるので、妊活中・母乳が出にくい方におすすめです。
味:少しクセのある香りがするが、後味はすっきり。
【ハトムギ】
最近は肌荒れ予防にハトムギ成分の入った化粧水が人気ありますよね。
利尿作用が高く余分な水分を体外に出してくれるので、お茶として摂取する事でデトックス効果がありお肌のターンオーバーにも繋がります。
味:クセが無く甘みがあり飲みやすい。
【ペパーミント】
胃腸を整えてくれる作用があります。ミントの香りで脳が活性化されるので、リフレッシュしたい時にもおすすめです。
味:メントールのすっきりとした清涼感があり、後味はさっぱり。
【シナモン】
神経強壮作用があり精神的疲労や、不安・緊張などで落ち着かない時におすすめです。
甘い香りにも心が安らぎます。
味:独特なスパイシーさと甘さがある。
【ジャスミン】
疲れた心をリラックスさせ、回復させてくれます。
リフレッシュ効果に期待大です。
味:優雅な花の香りを放ち、すっきりとした味わい。
【ローズ】
生理痛や生理不順、不妊、更年期障害など女性に付き物の悩みを解消してくれるので期待大のお茶です。
味:花の香りが強いが、甘く上品な味わい。
【タンポポ】
貧血予防や、便秘解消など体内に溜まった毒素を外へ出してくれます。
たんぽぽ茶は妊娠中に不足しがちなビタミンや鉄分を含み、むくみを解消すると言われています。
また母乳の分泌を促進してくれる作用もあるので、妊娠中から授乳期まで飲み続けてほしいお茶です。
味:土のような苦味と風味があり少しクセがある。
!!注意!!
女性の悩みに有効かつカフェインレスの為、妊娠中の方はとても気になると思います。
しかし中には子宮収縮の作用があり早産などのトラブルに繋がる場合もあるので要注意です。
有名なのは・・・ 「カモミール」「ハトムギ」「セントジョーンズワート」「ラベンダー」「ペパーミント」など・・・
飲みたいハーブティーがある場合は、一度産婦人科の先生に相談しましょう。
飲むだけじゃない!古くなった茶葉・出がらしの活用法
茶葉に含まれるカテキンの力を利用してこんな活用方法があります。
★消臭効果・・・
靴箱や冷蔵庫などは嫌な臭いがこもりがちですよね。そんな時は茶葉をキッチンペーパーやお茶パックなどで包み、気になる場所に入れておくだけで嫌な臭いを吸収してくれる効果があります。
★掃除・除菌・・・
出がらしをお茶パックにいれ、シンクを磨くとピカピカになります。同時に除菌・消臭もしてくれるので、常に清潔にしておきたいキッチンにはとても嬉しい事です。
▼△▼まとめ▽▲▽
調べていくとお茶には想像以上のパワーがある事が分かりました。
なんだか、まだ世には知られ渡っていないパワーが他にも沢山ありそうな気がしますね。
同じお茶でも生産地や茶葉の摘み取り時期によって味が全く違ってくると思います。
日頃からよく飲む物だからこそ、自分にあったベストなお茶を見つけ出してみたいものですね!
最後にお茶屋さんやスーパー、薬局でも売ってない体に良いお茶を厳選してるサイトをいくつかご紹介しておきますね。
ノンカフェイン|ノンカロリー|無添加|無香料
ベルタ・ルイボスティー
「オーガニック認証済、無添加、無香料、ノンカフェイン、ノンカロリー、残留放射性セシウム0、残留農薬検査分析0、FSSC認定工場」と、妊活・妊娠・産後の女性に圧倒的な安心と人気あるBELTAブランドのルイボスティーです!高級な代物だけあって通常価格4,980円と割高だけど、WEB限定で2,980円+初回につき500円というママにはありがた〜いご褒美♪天然オーガニック成分がバランスよく配合された他社にはマネできない「ハーブ9種の贅沢ハーブティ」はオススメです。
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